2020/04

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子どもの頃に、父が銀行の口座をつくってくれて、あまり実感はなかったけれど、なんか大切なものをくれたんだな、と思った。


銀行にお金を預けるのが、空気を吸うようにあたり前な今。


そのシステムの始まり、のお話。







むかしむかし・・


人々は、「商品貨幣」を使って生活していました。

その土地で多くつくられ、誰もが生活のうえで必要とするものー 米や小麦、塩、油、布、皮革、などを、交換の媒介物としていました。

でも、持っていくのかさ張るし、古くなったりもするし、いろいろ不便。



しばらくすると、

錬金術が発達し、貴金属がお金として使われるようになりました。

金属は、希少でめずらしく、誰もが欲しがりました。
皆が欲しがったので、交換の媒介物として成り立ちました。

「金属貨幣」の誕生です。



またしばらくすると、

取引の度に計ったり、調べたりする必要のない、
重さと大きさ、混合物の量が一定な、鋳造貨幣(コイン)がつくられ、貨幣が統一されます。
でも、皆がつくってしまっては、本当に同じ分量のコインができるかどうか解りません。

次第に、王様や領主など、権威のある人が、コインをつくるようになっていきました。
”貨幣発行権” が、うまれます。



そうなると、お金がつくれて、どこに配るか決めることができる、王様や領主がますます権力を持つようになりました。





さて、この王様たちに仕え、定期的に国民から回収された金貨を、削ったり(税金として徴収)改鋳したりしていたのが、金細工師です。



たくさんの”金”が集まるため、金細工師のところには、頑丈な金庫がありました。

当時のお金持ちは、自分の金貨を守るために、金細工師の金庫にお金を預けました。

金細工師は、金貨と引き換えに預かり証を渡し、保管の為の手数料をもらっていました。



そのうち人々は、いちいち金貨を取りに行って、それで支払いをするのではなく、この預かり証を交換することで、取引をするようになりました。


これが紙幣のはじまりです。 こうして金貨は金庫の中に眠ったままになりました。






ある時、 金細工師は金貨を100個預かっても、1日に1人か2人しかそれを取りにこないことに気づき、

それならば、紙幣をもっと発行しても大丈夫と、紙幣を貧しい人に貸出し、利子をとる商売を始めました。

これが銀行の始まりです。


預かっている金貨は、金細工師のものではありませんし、それを元に勝手に紙幣をつくって貸し出しているのですから、これ横領や詐欺の類いではないでしょうか。


なので。 その方法は長らく秘密にされました。




そして今、民間銀行は、担保なしでも、自己資本の12.5倍の融資ができ、この大きな融資枠で金利を稼いでいます。

つまり、相変わらず、かなり、お金つくり放題。



ここに、変わらず、貧しい人たちと、お金持ちの権力者、との関係が、脈々と存在しているのでありました。




つづく〜






2014.6.3 こらむん Fukuoka























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