桜の開花宣言もされー 家の近所に、早くも5分咲きの桜を見ながら、お散歩の日曜日。
冬の間は暖かい日があっても、また寒さが戻るという気構えがありますが、ぽかぽかと暖かい春の日がちょっとでも続くと、今日のような肌寒い雨の日にも、つい薄着をしてしまいがちですねー。
大活躍の春先ストール。カシミヤ混と先日書いたばかりですが、最近のお天気の良い日のなんと暖かいこと! これは、カシミヤ混はおき、春素材のものが一枚欲しいところ、とー
すっかり浮き足だち、過去さんざん歩いて回った、ロンドンの百貨店の品揃えを頭の片隅にイメージしながら、まずは銀座のお馴染み2軒の百貨店へ。
あら? いまいちだわ。
では、バーニーズか。いや、やっぱり伊勢丹、あとセレクト系もチェックしなきゃー。と、私のストール探しの周遊が始まったのでありました。
狙いは断然、プリントものですー
思えば過去は、仕事で関わる特定のブランドのものを、社販ないし取引先割引で購入することが圧倒的に多く、国内でこんなに真剣に物探しをするのも実に久しぶり。
入ったばかりですーと、あちらこちらで目にしたのが、エピス EPICE。 パリのブランドで、Made in India。色めの奇麗なプリントで、インド綿のものが中心。
カジュアルに使いやすそうだけど、綿100% っていうのがちょっと・・・。もう少しふわっと巻ける素材がいいんだけどな。
大御所なのでしょう、ファリエロ サルティ Faliero Sarti。 イタリアのテキスタイルメーカーのもの。
レーヨン×綿など、柔らかい素材がとても気持ち良く、素材感では一押しなのだけれど、プリントものにはあまり力を入れていないのでしょうか。奇麗な色めの無地か、グラデーション、もしくは織柄。
・・・一枚持っていてもいいわねと、ぽンっと買ってしまえたらいいんだけど。
総合して、一番ポイント高く、お値段も高かったのが、フランコ フェラーリ Franco Ferrari これもイタリアもの。
柔らかな麻のたっぷり巻ける大判ストール。ぐぐぐっと惹かれた、可愛くて華やかなお花プリント。本当に素敵なんだけれど、ちと私の適齢期を外しているかな。
・・・もう少し若い時か、60才近くなってからの方が似合いそう。
若い時ーといえば、4月号の Vogue で、女性の27才という年齢についての特集があったっけ。未熟さはもうなく、成熟はまだ始まっていない大人の元年、と齋藤薫さんが書いていた。(う〜ん、言いえて妙。)
そう、成熟が顕わな Around 40 の私が結局一番しっくりきたのは、あっさりしたペイズリープリント。
同じ号の Vogue で、こちらは緒方貞子さんの特集がされており、「遅咲きの大輪」として曰く、女性には自然のサイクルがあり、長期戦で構えるのが良い、女性は人生が長いのだから長いスパンで考えれば良いと。
子育てを重んじられた緒方さんが、国連の仕事に関わったのは40才を過ぎてから、国連高等難民弁務官になられたのは63才だそうです。
うん、私も60を超えたら、上品で奇麗な色を沢山身につけるわー
などなど、思い巡らせながら、未だ購入には到らず。
この真剣に迷っている間っていうのも、楽しいものでー。
2008.3.24 こらむん Tokyo